2009年7月29日

季節をこえた、心づくしの【福井】絶品水ようかん

mizuyoukan.jpg
福井では冬、暖かい部屋(こたつがベストらしい)で冷たい水ようかんを食べるのが習慣とのこと。これ、結構驚きでした。水ようかんって今の季節じゃないの?でもこたつでミカン、もとい、こたつでアイスクリームのごとく、分からなくもないかな。いつかその状況で私も体験してみたいかも。

で、なぜに今、オフシーズン(夏は流通していません)の水ようかんがここに!そう、これはスペシャルな一品、特別に作っていただいたものです。というと、私が?なんて、誤解を招きそうですが、いえいえ、これは嬉しいおすそわけ。

仕事絡みで知り合いになった(その後は飯友、飲友)、料理記者でライターのホイッパーさんが福井出張土産にくださったのです。出来立てで美味しいのでノグチサン是非にと、何とも有難い(涙)、でも私食べちゃってもいいのですか・・・結構微妙な味覚よ(笑)。

簡単に紹介させていただくと、ホイッパーさんは私も愛読の有名雑誌・業界誌等から料理本、広告ものまで幅広く執筆なさっている方、お菓子やパンの世界に精通しています。また、ご自身でも石窯を持っていて、ペットは天然酵母というツワモノ。先の大人なBBQ、来月は私の料理で(大丈夫かね)うちごはん&うち飲み会(プチパーティとでも言っておこう)、その次はホイッパーさんの石窯の会など、美味しく濃い時間を共有させていただいています。そんな仕事外(さすがに仕事ネタはオフレコ)の美味しい話がつまったホイッパーさんのブログはこちら。

→【ホイッパー記者、今日も出動!】

パンや料理、フランス好きの方には刺激的でしょう。そういえば、フランスのチーズやハムも超美味でした。ホイッパーさんには私の未知をたくさん勉強させていただいています、心より感謝です。

で、肝心の水ようかんの感想ですが、福井の水ようかんの特徴、黒砂糖がこっくりまろやか、でも後味は思いのほか、すっきり、とてもみずみずしい。上質な素材で丁寧に作られた、誠実な味です。まさに受け継がれる味、長く愛される味ってこういったものを言うのでしょうね。

福井の水ようかん、自分へのご褒美のほか、美味しいものをご存知の方へのお持たせにもいいですね(季節がかわるのを待って、ですが)。つるんとしたのど越しも心地よく、私は季節を問わず、いただきたいと思いました。まぁ季節が限られているというのも、この時代、非常に贅沢なことかもしれませんが。その贅沢を通り越しての、季節をこえた、心づくしの水ようかん、本当に沁み入る味わいでした。

福井は美味しいものがいっぱいらしい。私の「福井=へしこ」な安易な概念も覆されました。あっでもへしこでも絶品なものがあるらしい・・・いつかご紹介するわ、と言ってくれたので、それを楽しみに待っていよう(ずうずうしい・笑)。

ホイッパーさん、そして水ようかんを作ってくださった方、ご馳走様でした。どうも有難うございました。